楽しい趣味でも安全面に問題があってはダメです。問題点は大きく分けて2種類あります。一つは機関車自体にあるもの。もう一つは列車運行に関わるものです。以下に市川蒸気鉄道クラブ安全規定を示します。
市川蒸気鉄道クラブ安全規定
市川蒸気鉄道クラブは乗客、乗員の安全で快適な列車の安全運行のため、安全規定を設ける。安全規定には 1.車両安全規定 2.運行安全規定 3.その他の安全規定 がある。
車両安全規定
- 走行できる機関車は軌間5インチ(127mm)で、バックゲージは118-119mmのもの。カーブでのスラックは3mmのため、タイヤ幅はそれに対応したもの。
- 機関車と、炭水車または運転台車は、ドローバーで連結する。連結器を使用する場合は、解放事故防止のため鎖をつける。
- クラブレイアウトを走行する蒸気機関車は、ボイラーテストに合格しなければならない。
- ボイラーテストは、2年に1度受けなければならない。
- 運行中の機関車のボイラーテストは常用圧力の1.5倍の圧力をかけ、異常がないかを確認し、同時にその状態を写真に撮り、保存する。詳細はボイラーテスト細則による。
- 蒸気機関車は、走行前に必ず所定圧力で安全弁が吹くのを確認した上で走行する。
運行安全規定
- 市川市職員が不在の時は運客運転は行わない。
- 発車時には信号を確認し、出発の合図の後に発車する。
- 乗客の安全には常に細心の注意を払う。
- 速度の出しすぎに注意する。
- 前方の状況を常に確認し、追突等の事故を起こさないよう注意する。
- 故障等で走行不能時には、速やかに待避線まで移動する。
- 故障の修理は本線上で行わない。
その他の安全規定
- ゲストや家族が機関区内にはいるときはバッチをつけてもらう。
- 会員以外は運客運行できない。
- 原則として18才未満のものは運転できない。
- 会員の家族の場合は、会員の同乗を条件として単機運転を認める。
施設内には、乗客に守ってもらいたい事柄を掲示してあります。字の読めない子供のためには、乗用台車のステップに足形を描いてあります。これはかなり効果があるようです。